バイリンガルナース ローラのブログ

ナースの仕事、健康管理、プライベートのことなど、自由気ままに語るブログです。

片頭痛とのつきあい方

 私はもうかれこれ15年以上、片頭痛
つきあっている。

20~30代の女性で片頭痛もちの方、
意外と多いですよね。


私のまわりの友達や同僚のなかにも、
5人くらいいます。


ですがそのほとんどが、市販の鎮痛薬
で対応し、痛みの頻度や強さが増して
いるようです。


そんな私も、8年前までは、市販では
ないですが、SG顆粒という鎮痛薬を
飲んでいました。

これが、すごくよく効く!!

いや、正確には以前はよく効いていた
んです。

あまりにもよく効くから、痛みが出る
たびに数年飲み続けていたら、
だんだん効かなくなり。

それどころか飲むと気持ち悪く
なり、吐いてしまうことも続き。


これはまずい!!
と思い、頭痛外来へ行くことに。

そして先生から言われたことは
「これはねー、おそらく薬物乱用性頭痛だね。」
と。

薬物乱用性頭痛とは、片頭痛の人が、鎮痛剤を
過剰に摂取することで、頭痛の頻度が増える
ことです。

脳の過敏性があがり、痛みの閾値がさがる
ようです。


SG顆粒は合剤であり、4つの成分が
含まれているため、解熱、鎮痛効果の他に
疲労回復効果もあると言われており、
よく効く代わりに、飲み続けることで
副作用も出やすいようです。

【SG配合顆粒の特徴】


・鎮痛作用(痛みを抑える)、解熱作用(熱を下げる)がある
・補助的に鎮静作用や疲労回復作用などもある
・配合されている成分は古いものも多く副作用には注意が必要
・多くの成分が入っているため、安易に用いるべきではない

*医師が教える処方薬の全て より引用

頭痛外来のすすめ

頭痛外来に通うようになり、片頭痛の特効薬
(トリプタン製剤)や予防薬を飲むようになり、
次第に吐くほどの頭痛は少なくなりました。

痛みが強くなる前のタイミングでの、適切な
薬の内服が一番大切なようで。

だんだんと、薬の飲み分け、タイミングが
つかめてくると、頭痛ともうまくつきあって
いけるようになりました。

片頭痛は、脳の血管が微小な炎症を
繰り返しているようで、放置していると
脳梗塞のリスクを高めるとも
言われています。

片頭痛もちの方は、たかが頭痛、と思い
市販の薬だけで対応せず、早いうちに
頭痛外来を受診することを強く
おすすめします。

では、健康第一で明日も
がんばりましょう^^
f:id:green1222:20171122000038j:plain